
「なんだか靴が窮屈に感じる」「歩くと足が痛くなる」——そんな悩みを抱えている方は、もしかすると足の幅(ワイズ)が合っていない靴を履いているかもしれません。
靴選びの際、多くの人が「サイズ(cm)」だけを気にしがちですが、実は「足幅」や「足囲(ワイズ)」を考慮しないと、足に負担がかかり、外反母趾や巻き爪、靴ずれの原因になることも。本記事では、足幅に合った靴を選ぶための具体的なポイントを徹底解説します!
1. 足幅(ワイズ)とは?正しい測り方と基準
足幅と足囲の違い
靴のフィット感を決める要素として、以下の2つの測定値が重要です。
- 足幅(ボール幅):親指の付け根と小指の付け根の最も広い部分の直線距離
- 足囲(ワイズ):足幅の測定位置をメジャーでぐるっと一周した長さ
この2つを測ることで、適切なワイズの靴を選べるようになります。
自分の足幅を測る方法
- 紙の上に足を置く(靴下を履いた状態で測定)
- 親指と小指の付け根の最も出っ張った部分に印をつける
- 定規で足幅を測定
- メジャーで足囲を測る(メジャーを足に巻き付けて計測)
- ワイズ表を使って適切なサイズを確認
足幅(ワイズ)の基準(JIS規格)
日本の靴サイズ規格では、ワイズは以下のように分類されています。
ワイズ | 特徴 | 該当する人 |
---|---|---|
A | とても細い | かなりスリムな足 |
B | 細い | 細身の足 |
C | やや細い | 細めの足 |
D | 普通よりやや細い | 標準サイズよりやや細め |
E | 標準 | 日本人の平均的な足幅 |
EE(2E) | やや広い | 日本人の標準的な足幅 |
EEE(3E) | 広い | 足幅が広めの方 |
EEEE(4E) | とても広い | 幅広の足 |
F(5E) | 特に広い | 非常に幅広の足 |
G(6E) | 極めて広い | かなり幅広の足 |
2. 足幅が合わない靴を履くとどうなる?
サイズが合っていない靴を履き続けると、以下のような問題が発生します。
- 外反母趾:親指が圧迫され、変形の原因に。
- 巻き爪:爪が食い込んで痛みを伴うことも。
- 靴ずれ・タコ・魚の目:圧迫や摩擦が原因で発生。
- 歩行バランスの崩れ:靴のフィット感が悪いと歩き方に影響。
- 足の疲れやすさ:適切なフィット感がないと、長時間の歩行が苦痛に。
これらを防ぐためには、自分の足に合った靴を選ぶことが重要です。
3. 自分の足幅に合った靴の選び方
1. 靴のワイズ表記をチェックする
購入時に、靴のワイズ(E・EE・EEEなど)が記載されているか確認しましょう。幅広の足の方は「EEE以上」の靴を選ぶのがベターです。
2. 試着時のポイント
- つま先に5〜10mmの余裕があるか?
- 足幅が圧迫されていないか?
- 実際に歩いてフィット感を確かめる
3. 時間帯に気をつける
午後は足がむくみやすく、サイズが微妙に変わることがあります。靴を試着するなら、足が最もむくむ時間帯(午後)に試すのが理想です。
4. 素材やデザインも考慮する
- 柔らかい素材:足幅が広めの人は、レザーやストレッチ素材が快適
- ひも靴・マジックテープ:調整しやすく、足にフィットしやすい
4. まとめ:足幅に合った靴選びで快適な毎日を!
足幅(ワイズ)は靴選びにおいて非常に重要な要素です。自分の足に合った靴を履くことで、足の痛みや疲れを軽減し、快適な歩行をサポートします。
【靴選びのポイント】 ✔ 自分の足幅(ワイズ)を正しく測る ✔ ワイズ表記のある靴を選ぶ ✔ つま先に適度な余裕を持たせる ✔ 午後に試着してサイズを確認する ✔ 素材やデザインにも注目する
足の健康を守るためにも、今一度、靴選びのポイントを見直してみてくださいね!